トラックスケールが必要!
初めてだから、とりあえず調べてみた!
そんな方に向けた初心者用記事です。

目次

  • トラックスケールとは?
  • 本体の選び方
  • 基礎工事
  • 指示計とデータ処理システム
  • プリンタ
  • オプション
  • 番外:パワートラックスケール

トラックスケールとは?

トラックスケールはその名の通り、トラックなどの車両をはかるはかり。

「本体」「指示計」「データ処理システム」を組み合わせることで、使用する環境や用途に合わせたトラックスケールになります。
時には遮断機や信号、大型表示器などのオプションも組み合わせて、ぴったりのトラックスケールを導入しましょう!

本体の選び方

トラックスケールの本体は現場や環境によって適する形が異なります。
大きく分けて2種類の形があります。埋込式と地上式です。

①埋込式トラックスケール

地面に埋め込むタイプのトラックスケールです。
多種多様な現場や環境で使われているオーソドックスな形です。

◆メリット◆

  • 地面と積載面がフラットで、乗降がラクラク
  • 省スペース
  • 環境の変化を受けにくい

◆デメリット◆

  • 基礎工事が大掛かり

②地上式トラックスケール

地上にはかりを設置し、車両はスロープから乗降する形です。
砂利・採石の現場で多く選ばれています。

◆メリット◆

  • 埋込より基礎工事が大掛かりでない
  • 地盤等の問題で深くまでピットを掘れない現場でも利用可能

◆デメリット◆

  • 広い設置スペースが必要(スロープ+通路)

③薄型トラックスケール

設置スタイルが埋込式でも地上式でも、薄型タイプがございます。
設置スペースが限られるけど、地盤の関係で深いピットが掘れない……
基礎は大掛かりにしたくないけど、高さがありすぎると困る……
そんな絶妙なご要望にもお応えできます。

◆メリット◆

  • 基礎が大掛かりにならずに済む
  • 普通の地上式より省スペース

◆デメリット◆

  • メンテナンスに手間がかかる

基礎工事

トラックスケールは買えば使えるという製品ではなく、据え付ける場所に「基礎」と呼ばれる工事が必要になります。

埋込式なら、埋め込むための穴(ピット)を掘る必要があるのはもちろん、地上式でもはかりとトラックの重さを支えるのための補強が必要です。
基礎がしっかりしていないと、はかりの精度を左右するのはもちろん、はかりの「耐久性」にも関わってきます。

そんな大切な基礎ですが、基礎の寸法を間違えた…、基礎が納品の日に間に合わない…というトラブルが少なくないのが本音のところです。

図面通り正確に作れるよう、縦横斜め(埋込式なら深さも)をしっかり確認して、念入りに打ち合わせをしましょう!

わからないことがあったら、ぜひ田中の営業にご相談ください!

指示計とデータ処理システム

お客様によって、トラックスケールではかりたい物やタイミング、用途はもちろん異なります。
お客様の中には、計量しながらあんなことがしたい!こんなことがしたい!というご要望がある方や、逆に計量値が分かって伝票が出ればそれで充分という方もいらっしゃいます。

そんな様々なご要望にお応えするべく、指示計とデータ処理システムは様々な種類をご用意しております。

■指示計

指示計とは、簡単に言うとはかりではかった重さを人の目に見える形にしてくれるものです。

それだけの用途ではなく、はかりの電源をオンオフしたり、はかりで物をはかる時、物が入っている容器の重さを差し引きする機能(風袋引き)があったりと、はかりの制御や操作をしてくれる便利な機械なんです。

デジタル式のはかりには指示計は必須です。

そんな指示計にも用途に応じて種類がいくつかあります。

田中衡機の指示計を見てみましょう!

【HD-2000C/HD-2000CD】

田中衡機の標準の指示計です。
機能性と操作性を兼ね備えています。
文字高が高く、表示が見やすいのもポイントです。

【TCP-250Ⅱ】

HD-2000C/HD-2000CDまでたくさんの機能はいらない。
データ処理システムを省いて、もっとコンパクトな設備にしたい。
そんな人に向けた指示計が「TCP-250Ⅱ」です。
機能が絞ってある分、管理が簡単に済みます。
プリンター機能も標準装備で、設備を色々選ばなくても、これ一台で全部済んじゃうのが良いところです。

■データ処理システム

指示計で行うよりも複雑な管理を可能にし、さらにタッチパネルで直感的な操作を可能にするデータ処理システムもございます。
お客様の使い方をヒアリングし、より使いやすい仕様にカスタマイズすることも可能!

詳しくはぜひお問い合わせください!

プリンタ

田中で用意しているプリンターは、カード式とスプロケット式の2種類です。
どの指示計・データ処理システムをお選びいただいても、この2種類からお好きな方をお選びいただけます。

オプション

大型表示器

大型表示器

信号機

信号機

遮断機

遮断機

サージプロテクタ

サージプロテクタ

ICカードリーダー

ICカードリーダー

放射線モニタ

放射線モニタ

料金徴収機

料金徴収機

遠くからでも計量値が確認できる大型表示器、雷から設備を守るサージプロテクター、遮断機などなど、オプション品は多種多様にご用意しております。

詳しくはお気軽に田中衡機工業所へお問い合わせください!

番外:パワートラックスケール

雷や浸水などの自然災害に強いパワートラックスケールもご用意しております。
詳細は下記リンクにて!