みなさんこんなマークを見たことはありますか?
この2つのマークは、取引や証明に使われる特定計量器と呼ばれるハカリが、計量法で定められた検査に合格していることを示すマークです。
取引や証明に使われるハカリとは?
取引や証明に使われるハカリとは、はかった量に応じて値段が決まるような場面で使われるハカリです。
例えば、スーパーではお肉が100gあたり○○円という売り方をされています。何グラム入っているかによって、1パックあたりの値段は異なります。
これが、はかった量に応じて値段が決まる場面です。
もしこの場面でハカリがズレていたら……
パックには200gと書いてあったのに、家に帰ってはかったら、実際には150gしか入っていなかった!50gも少ない!となると問題です。そんなことがいろんな場所で起これば、物の価格が信頼できなくなり、安心して物を買うことができなくなります。
そうならないために、取引や証明に使うハカリは、計量法で厳しい検査基準が定められているんです。
しかし、その検査に合格した証拠のマークが、なぜ2種類あるのでしょうか?
マークが2種類ある意味
①検定証印
こちらの画数が少ない方が「検定証印」です。検定証印とは、国や都道府県などの公的な機関が行う検査(検定)に合格した特定計量器に付されるものです。
②基準適合証印
こちらのちょっと画数が多い方が「基準適合証印」です。これは、経済産業大臣から指定された事業者(指定製造事業者)が自らが製造した計量器に付すことができるものです。一定レベルの品質管理能力を認められた事業者だけが、この指定製造事業者になることができ、検定と同様の基準で自社で検査を行うことができます。
田中衡機工業所は?
田中衡機工業所は指定製造事業者ですので、自社で検査し、基準適合証印を付すことができます(製品によって付すことができないものもあります。詳しくは各製品ページをご確認いただくか、お問い合わせください)。
実は新潟県の指定製造事業者は、田中衡機工業所が唯一です(令和6年6月現在)!これからも「はかり屋魂」で、正しい計量を守り続けられるよう、社員一丸となって取り組んでまいります!