データという豚の声。
耳を澄ませば、
日本の養豚業は変わる。

世界的な人口増により増え続けている豚肉需要。食資源を支える養豚業の重要性はますます高まっており、国内の養豚農家も新しいあり方を模索しています。計量しながら豚の出荷を自動管理できるオートソーティングシステム「デジトンDT」を養豚場に納入している私たち田中衡機工業所も、日本の養豚業の進化への貢献を目指し、新たなソリューション開発に着手しています。信頼する養豚経営のプロフェッショナルをお招きし、養豚業のこれからと、私たちにできることを話し合いました。

大竹 聡

株式会社スワイン・エクステンション&コンサルティング
代表取締役
獣医師・獣医学博士

神林 隆

株式会社Eco-Pork
代表取締役

田中 康之

株式会社田中衡機工業所
代表取締役社長

小柳 友治

株式会社田中衡機工業所
アグリ事業部長
国内営業部新潟支店長


田中
「養豚の今と未来を思い描くために」

田中
今日はお集まりいただき、ありがとうございます。最初に自己紹介からお願いいたします。

大竹
はい。今日はこのような機会をいただきましてありがとうございます。養豚専門の獣医コンサルタント業を営んでおります大竹聡です。獣医師として、獣医学的な指導にとどまらない、設備の開発や導入、養豚場の財務、人材育成まで、養豚経営全般のコンサルティングをしております。

神林
私もお招きいただき、ありがとうございます。株式会社Eco-Porkの神林隆です。私はもともとコンサルティングファームで企業向けのコンサルティングを行ってきたんですけれども、養豚と最新テクノロジーをつなぐことを思い立ち、2017年に起業して今に至ります。田中衡機さんとは今、共同のプロジェクトを進めています。よろしくお願いします。

小柳
皆様、お世話になっております。田中衡機で2019年1月からスタートしたアグリ事業部の小柳です。豚の体重をはかる「豚衡機」は長年、私たちも手がけてきたわけですが、近年、大群飼育場でのオートソーティングシステム「デジトンDT」を開発し、「はかる」という単純なことから、いかによく豚を育てるか、経営改善への貢献を視野に入れて動いているところです。今日はよろしくお願いします。

田中
私は田中衡機の6代目の社長をしております、田中康之です。アメリカの大学を出て日本で商社などに勤務した後、田中衡機に入りまして、2010年から社長を務めております。はかりを通じて様々な産業の方々と関わらせていただいていますが、畜産はとても奥が深く、皆様と関わらせていただくことはとてもラッキーなことだと感じています。養豚の今と未来を思い描くために、今日はよろしくお願いいたします。