代表より
創業110年を超える
ベンチャー企業。
それが田中です。
あらゆる産業の基盤となる「正確な計量値」を提供し、品質と信頼を高めることに貢献してきた田中衡機工業所は、今ふたたび、その役割をアップデートしています。より「役立つ計量値」を提供すること。課題解決をもたらす計量システムをトータルで構築すること。重量以外の計測も含む「計量・計測のトータルソリューション企業」となること。培ってきた精度を強みとしながら、まだはかることができていないことに挑み、新しい価値を生み出すこと。パートナー企業とコンソーシアムを組んで、計量データをさらなる価値創出につなげる、IoT時代のソリューション開発も始まっています。また、明治の時代から私たちが正確なはかりで日本の産業の発展を支えたように、成長を始めている新興国にも必要な計量値を提供していこうと、2011年からはベトナムのドンナイ省にも拠点を構えました。地域ではつくることのできない付加価値の高い製品を生み出し、私たちが誇る精度で、広くアジア地域の産業の発展にも貢献していきます。
新しい挑戦を大事にする一方で、はかりは長期間にわたって精度を維持することが重要な製品です。売って終わりではなく、何十年と精度を保ち続けることこそが本当の意義。品質の高い製品をつくるのはもちろんのこと、長期間、お客様を思いやり、精度を守り続けるには何をすればいいかを考える。とことん課題と向き合って、精度を売っている責任を果たし続ける。長いお付き合いを大事にするメンタリティも私たちが先人から受け継いできたものです。精度を守り続ける「はかり屋」魂は、私たちの本質として大切にしていきます。創業から110年を超える老舗でありながら若きベンチャーマインドに満ちた集団であるために、風通しのいい、自由度の高い会社づくりに力を入れてきました。これからも社会の信頼の基盤となる精度を、広く世界へ、末長く未来へ。「はかり屋」魂を、どこまでも燃焼させていきます。